下水道の役割とは

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下水道の役割とは
水は海や川から蒸発し、雨や雪となって地上に降り注ぎます。降った雨や雪は、川の流れとなって再び海に注ぎ、自然の水循環を形成しています。この自然の流れの中で、私たちは水資源を飲料水やトイレなどの生活用水のほか、工場やオフィスなどの事業用水として利用しています。
下水道は、こうした日々の暮らしや都市活動によって汚れた水を、きれいに生まれ変わらせ、川や海に戻すことで、都市における水循環の一翼を担っています。
1 家庭や工場から排出された汚水を処理して、快適な生活環境を確保します。
2 道路や宅地に降った雨水を速やかに排除して、浸水から街を守ります。
3 下水を処理しきれいにした水を川や海に放流することにより、その水質を改善し保全します。

下水道の役割マップ

❶街
わたしたちが生活する中で使った水や降った雨は、下水道管へ流れていきます。
❷下水道管
汚れた水や雨水を集めて、水再生センターまで運びます。水が自然に流れるよう、斜めに少しずつ地下深く下がっていくように作られています。
❸ポンプ所
地下深くまで流れていった下水を一度くみ上げてから、もう一度下水道管に流し、水再生センターまで自然に流れるようにしています。
❹水再生センター
下水を処理してきれいな水によみがえらせる施設です。
❺川や海
水再生センターできれいにされた水は、川や海へ返されます。
❶街
わたしたちが生活する中で使った水や降った雨は、下水道管へ流れていきます。
❷下水道管
汚れた水や雨水を集めて、水再生センターまで運びます。水が自然に流れるよう、斜めに少しずつ地下深く下がっていくように作られています。
❸ポンプ所
地下深くまで流れていった下水を一度くみ上げてから、もう一度下水道管に流し、水再生センターまで自然に流れるようにしています。
❹水再生センター
下水を処理してきれいな水によみがえらせる施設です。
❺川や海
水再生センターできれいにされた水は、川や海へ返されます。

下水の歴史
下水道の整備が始められたのは、明治時代にまでさかのぼります。
当時は、下水道が整備されておらず、汚水と飲み水が混ざってしまったり、雨が降ると汚水があふれてしまったりと不衛生な状態にあったため、東京ではコレラが大流行しました。
こうした状況を改善するため、下水道の整備が進められました。
1922年3月には、日本最初の近代下水処理場である三河島汚水処分場が運転を開始しました。旧三河島汚水処分場の代表的遺構である「旧三河島汚水処分場喞筒(ポンプ)場施設」は重要文化財に指定されており、現在でもその姿を見ることができます。

下水道の仕組み
下水道は、主に3つの施設でできています。
①下水を集めて流す「下水道管」、②下水道管が地下深くなりすぎないように、途中で下水をくみ上げる「ポンプ所」、③下水を処理してきれいな水にする「水再生センター」の3つの施設からできおり、24時間365日休みなく下水処理のため稼働しています。

街イメージ
水再生センター
チャートチャート

下水の排除方式(合流式と分流式)
家庭や工場などから流す汚水と雨水を合わせて「下水」と呼びますが、下水の排除方式には合流式と分流式があります。
合流式は、汚水と雨水をひとつの下水道管で集め、水再生センターまで運ぶ方式で、分流式は、汚水と雨水を別々の下水道管で集め、汚水は水再生センターまで運び、雨水はそのまま川や海へ流す方式です。
東京都では、多くの地域で合流式が採用されています。

雨が降った時の下水道
街に降った雨は、雨水ますを通って下水道管へ流れます。
雨が降っても街が浸水しないのは、雨が下水道管に流れるからです。
しかし、都市化の進展に伴い、地面が土からアスファルトになり、雨が地面に染み込みにくくなったことで、下水道管へ流入する雨の量が増加してきています。
雨が降った時の下水道1"
近年、集中豪雨が頻発していますが、街が浸水しないように様々な下水道施設の整備が進められています。
そのひとつが雨水貯留施設です。
大雨が降った時、下水道管に流しきれない雨水を一時的に溜めておくことができる施設で、街を浸水から守ることができます。
一時的に溜めた水は、雨が止んだ後にポンプで下水道管に戻すことで、水再生センターに運んで処理しています。
雨が降った時の下水道2"
川や海の水質保全
汚れた水を直接川や海に流さず、下水道施設でキレイにしてから放流することで、水質を改善し、保全することにもつながっています。50年前の多摩川は工場排水や洗剤の影響で泡立っていましたが、下水道が普及してからは、汚れは無くなり、アユも戻ってきています。
※BOD=水の汚れを示す指数。数値が低いほど水がきれい。
[目安]5mg/ℓ以下:コイやフナが棲める
    3mg/ℓ以下:アユが棲める
グラフ

多摩川今昔

下水の排除方式
(合流式と分流式)
家庭や工場などから流す汚水と雨水を合わせて「下水」と呼びますが、下水の排除方式には合流式と分流式があります。
合流式は、汚水と雨水をひとつの下水道管で集め、水再生センターまで運ぶ方式で、分流式は、汚水と雨水を別々の下水道管で集め、汚水は水再生センターまで運び、雨水はそのまま川や海へ流す方式です。
東京都では、多くの地域で合流式が採用されています。

雨が降った時の下水道
街に降った雨は、雨水ますを通って下水道管へ流れます。
雨が降っても街が浸水しないのは、雨が下水道管に流れるからです。
しかし、都市化の進展に伴い、地面が土からアスファルトになり、雨が地面に染み込みにくくなったことで、下水道管へ流入する雨の量が増加してきています。

雨が降った時の下水道1"

近年、集中豪雨が頻発していますが、街が浸水しないように様々な下水道施設の整備が進められています。
そのひとつが雨水貯留施設です。
大雨が降った時、下水道管に流しきれない雨水を一時的に溜めておくことができる施設で、街を浸水から守ることができます。
一時的に溜めた水は、雨が止んだ後にポンプで下水道管に戻すことで、水再生センターに運んで処理しています。

雨が降った時の下水道2"

川や海の水質保全
汚れた水を直接川や海に流さず、下水道施設でキレイにしてから放流することで、水質を改善し、保全することにもつながっています。50年前の多摩川は工場排水や洗剤の影響で泡立っていましたが、下水道が普及してからは、汚れは無くなり、アユも戻ってきています。
※BOD=水の汚れを示す指数。数値が低いほど水がきれい。
[目安]5mg/ℓ以下:コイやフナが棲める
    3mg/ℓ以下:アユが棲める

グラフ
多摩川今昔